純金積立のメリット・デメリットとリスク

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金投資

ここでは、金投資で人気のある純金積立のメリット・デメリットとリスクをみていきましょう。
※金の投資信託に関しては、投資信託の枠として取り扱っています。

純金積立のメリット

1.小額から始められる

千円
投資信託と同じく、純金積立は1,000円単位での購入などかなりの小額からスタートすることができます(銀行によって最低購入金額は異なる)。投資初心者にとって取っ掛かりやすい商品といえるでしょう。

実際はその金額で毎月購入し続けても利益が少ないのであまり意味はないかもしれませんが、始めの2~3か月を~千円単位で、慣れてきたら徐々に投資金額を増やす、若しくは毎日購入する方法に変更できます。

2.積立なので一定期間ごとに一定金額で購入可能

純金積立でよく行われている投資方法に「ドルコスト平均法(毎日、1日おきなど一定期間ごとに同じ金額で購入し続ける方法)」があります。金の量を一定にして買い付けると、金の価格は毎日変動しますから、支払う額もバラバラになります。

そこで、ドルコスト平均法では、購入する金の量に注目するのではなく、購入する額を毎回同じにすることで、安定した資産運用を行うことができます。

また、ドルコスト平均法に加えてスポット購入という投資方法があり、投資資金的に余裕がある場合や、金の価格が低い時などに、追加で購入することができます。
この方法を加えることにより、普段は安定運用を行い、時期がきたら余分に投資して儲けるということが可能なのです。

3.価値がゼロになることはない

金は希少価値で実体のある「モノ」なので、不動産と同じく価値がゼロになることはありません。

FX・先物取引では投資金額以上の損失、株や債券では投資分がゼロになる可能性があるので、この点は他の投資商品と大きく違うといえます。

4.世界経済の動向に影響を受けにくい

価値が変動する主な原因として、株は発行している企業、貨幣は発行している国の経済事情が影響しています。

しかし、金の価値は世界共通で認められており、特定の経済の動向に影響を受けにくいという特徴があります。そのため、経済が不況になった場合のリスクヘッジとして運用できます。

以上が純金積立のメリットです。次は、デメリット・リスクについてみていきましょう。

純金積立のデメリットとリスク

1. 手数料が結構かかる(購入手数料・年会費・スプレッド)
2. 短期で大幅なリターンは期待できない(年単位ではあり)
3. 元本割れのリスクは避けられない
4. 定期的な収入(インカムゲイン)は見込めない

1.手数料が結構かかる(購入手数料・年会費・スプレッド)

純金積立最大のデメリットはこれです。購入手数料・年会費・スプレッド(売り価格と買い価格の差額)の3点セットがあなたの投資金に打撃を与えます。

購入手数料= 購入金額の約2%
年会費  = 約1,000~3,000円
スプレッド= 金1gにつき約80円(実質金1gにつき売却時に約2%の損失。金価格により%は変動)

単純計算で年会費2,000円の業者で1グラム5,000円の金を100万円分購入すると、

金    = 200g
購入手数料= 2万円
スプレッド= 1万6,000円
年会費  = 2,000円

合計   = 3万8,000円

の手数料となります。

この額、馬鹿になりません。金額もさることながら、売買する「ごと」にこれら手数料の影響を受けてしまいます。このデメリットは痛いです。

純金積立の商品を取り扱っている業者は、どこか一つを安く、もしくは無料にしてメリットとしてアピールしています。
結局の所どこがお得かどうかは、これら3つの手数料のバランスを見て、総合的に安い業者を選んだ方が良いです。

2.短期で大幅なリターンは期待できない(年単位ではあり)

金は日ごとに大幅な値動きを期待できる商品ではないため、短期でガッポリ儲けよう!という方法はできません。

ただし、年単位で見ると、金の価格はここ5年間の推移で、最低価格と最高価格との差が平均約19%変動しています(田中貴金属工業金価格推移より)。

これはどういうことかというと、金の価格がその年で一番安い時に100万円分購入し、一番高い時に売却すれば19万円の儲けが出るということです(手数料等は除く)。

3.元本割れのリスクは避けられない

投資をする以上、投資金額より下回って損失を出す可能性は必ず残ります。それはどの投資商品についても同様のことが言えます。
厳密には違いますが、銀行に預けているお金でさえ、何回か引き出しているうちに手数料等で元々預けていたお金より下回ることだってよくあるのです。

損失を出したときは、失敗した時の勉強料金としてとらえましょう。

4.定期的な収入(インカムゲイン)は見込めない

他の商品と違い、金積立は利息などのインカムゲインを得ることはできません。
金の保管方法(消費寄託の場合)によっては、金利の利息に近い形でインカムゲインを手に入れることは可能ですが、その金額は約0.05%と微々たるものです。

以上が純金積立のデメリット・リスクとなります。

金投資でも申し上げましたが、純金積立は積極的に投資する対象としてみるのではなく、リスクヘッジの商品の一つとして運用しましょう。

 

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