NISAの概要~非課税額が100万→120万円に!早見表付

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NISA

2014年から始まったNISA口座。今までは非課税額が年間で100万円までだったのですが、2016年からは何と120万円にまで増額されました。

この増額により、今後ますます投資参加者が増えるのではと予測されます。

今回は、2016年からの変更点と、NISAとはなにか、はじめからおさらいしておきましょう。

※この記事は、2016年以降からNISA口座を開く方に向けの記事となっております。

1.2016年からの変更点

今まではNISA口座の非課税額が100万円までだったのですが、NISAで投資を行っている人からはちょっと枠が小さいな、もう少し枠が大きければな・・・という話が上がっていたようです。

そこで、2016年からは年間投資上限額が120万円に増額され、非課税投資総額は最大で600万円になりました(今までは最大で500万円まで)。

そしてもう一つ、未成年にも投資を始めるきっかけを作ろうということで、「ジュニアNISA」と呼ばれる新制度も開設されます。こちらの非課税額は80万円までですが、例えば子どもが二人の4人家族だと400万円も非課税額が広がることになります。

 

2.NISAとは?

子供が利用できるようになって、非課税額が増えたというのは分かったけど、そもそもNISAってなんなの?という話ですよね。

NISAとは、2014年から始まった「小額投資非課税制度」のことで、この制度が適用される口座(通称「NISA口座)と呼ばれます)で株や投資信託などの投資取引をすると、得られる収益をある程度まで非課税になります。この制度は2023年まで継続されます。

この非課税、あなどるなかれ。通常の口座で投資をすると、利益に対してなんと20.315%の税金(所得税・復興特別所得税の合計15.315%、住民税5%)が取られます。

例えば利益が100万円あったとすると、引かれる税金は20万3150円なので、

100万円-20万3150=79万6850円

が手取りの金額になります。

これをNISAの口座で行うと、100万円まるまる手にすることができるのです。

20万円以上お得になりますね。

一定額の限度がありますが、税金がかからないというのは非常に大きなメリットとなります。NISA口座を開設しない手はないでしょう。

 

3.どの投資が対象?

投資の対象となる幅は広く、上場株式、ETF(上場投資信託)、株式投資信託、そして不動産投資信託のJ-REITなどがあります。

これらの投資では、投資商品を買って売った場合に利益が出た時の運用益(売却益。キャピタルゲインともいいます)、配当金や分配金と呼ばれる一定期間ごとに得られる利益(インカムゲイン)が非課税となります。

 

4.だれが使える?

日本に在住の20歳以上の方であればだれでも使用することが出来ます。

20歳未満の方であればジュニアNISAの開設を待ちましょう。途中で20歳に達しても、通常のNISA口座に移行できますので心配はいりません。

 

5.いくらまで・いつまで非課税?

NISA口座で使える投資金額は、毎年120万円までです。この金額内での投資に対する利益が非課税になります。

次の年になると120万円、その次の年になるとまた120万円まで利用できます。去年は利用しなかったので今年は240万円利用するということはできません。

また、その年に投資した資金から得られる利益は5年間まで非課税です。

これはどういうことかというと、例えば株を購入し、その株を5年間保有したとします。その間に配当金という形で、一定期間ごとに株を発行している企業から利益を受け取れる場合があります。その分の利益を5年間までなら非課税にしますよ、ということです。

そして全体での投資総額は600万円までなので、毎年120万円まで目いっぱい利用すると、

5年後に総額まで達し、その後はNISA口座では運用できなくなります。

投資金額の計算方法ですが、保有している投資商品を売却しても、その分の投資枠は増えるという訳ではありません。

仮に70万円で株式を買い、その後売却しても、使える残りの金額は50万円までとなります。

 

6.NISAのメリット

NISAのメリットは、なんといっても一定金額の投資に対する利益が非課税になる所でしょう。最大にして最高のメリットと言えます。

また、どなたでも口座を開設することができるのもポイントです。未成年の方でもジュニアNISAを利用して投資できます。

非課税投資枠も増額したことによって、ますます投資参入者が増えるでしょう。

 

7.NISAのデメリット・注意点

NISAのデメリット・注意点は5つあります。

一つ目は、中長期的な投資しかできないということが挙げられます。
売却した分の金額を再利用できないため、何度も売買を繰り返していると、あっという間に上限額に達します。

このことから、デイトレードなど短期の投資方法には向いていません。

二つ目は、非課税期間は5年までとなっていることです。
ロールオーバー(非課税期間が終わる次の年にNISA口座の非課税投資枠で利用することで、保持している投資商品を維持する)をすれば最長10年間まで利用できますが、その後は課税対象となってしまうので注意が必要です。

三つ目は、当然といえば当然ですが、NISAのデメリットは口座は一つまでしか持てません。

どの証券会社で口座を開くか悩むところですね。手数料やサービスを比べて検討しましょう。

四つ目に、他の口座との損益通算ができません
例えば通常の証券口座で50万円の利益が出て、NISA口座で50万円の損失が出たとしても、これらを合わせて利益はなかったとすることはできません。通常の証券口座で出た利益分の税額を支払う必要があります。

最後に、口座開設に時間がかかります
通常の証券口座であれば1週間程度で口座を開設できますが、NISA口座の場合3週間程度はみておいた方がよいです。

投資を初めてみようと思い申請をしたけども、開設完了の通知がきた頃には熱が冷めてしまうことも考えられます。

 

8.まとめ

数々の制限がありますが、これから投資を始める方にとっても既に投資を行っている方にとっても、非課税制度は非常にありがたい制度といえます。

NISA口座での取引総額は2兆円にも達する推移となっており、非課税額も120万円まで増額されたので、ますます盛り上がりを見せることでしょう。

資産運用で投資をお考えであれば、間違いなく今始めるべきだと言えます。

最後に、NISAの特徴をまとめた表を載せておきます。参考にご覧ください。

 

9.NISAの特徴早見表

NISA特徴早見表

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